細かい送料設定ができると、注文が増える

細かい送料設定ができると、注文が増える

私の店では、宅急便での出荷のほか、メール便や定形外郵便といった安い送料での出荷もできるようにしています。不景気の影響もあると思いますが、通販のお客様が最近、送料のことをとても気にすることが多くなっている気がします。そんなお客様から、送料の安いメール便や定形外郵便での出荷は、たいへん好評をいただいています。

ショップサーブのシステムを昨年(2008年)から導入し、ここのシステムがいろいろな配送方法や送料を組み合わせる複雑な送料設定に対応しているため、宅配便の出荷に加え、少量の注文や、小さい商品を注文したお客様へは、メール便や定形外郵便を使って発送ができるようになりました。

通販をしている会社の中には、どんな商品でも宅配便で出荷する会社が非常に多く、少量、または少額の注文しかしないお客様からは、不満が出ています。どんなものを買っても、宅配便では送料が500円とか、地域によっては800円とか1,000円近くになることもあるので当然です。これでは1000円程度の買い物しかしないような人、試しに小さいパッケージのものを購入したい人は、注文するのを躊躇することになるでしょう。

私個人の体験でも、送料が高くてその店での買い物を止め、他で買った経験があります。

自転車の部品が欲しくて、その通販をしている会社に注文しようとしたのです。小さな部品なので、メール便か郵便で十分に送ることができるものなのですが、その会社に電話で問い合わせると、宅配便での出荷しかしていないといいます。「こんな小さいものをなぜ、宅配便で送る必要があるのか?郵便で送ってほしい」と言ったのですが、明確な理由の説明もなく、宅配便での出荷しかできないの一点張りでした。

恐らくショッピングカートのシステムが対応していないのでしょう。注文商品や注文個数による複雑な送料設定ができない。小さな会社だと、手作業で送料を直したりすることもあるのですが、ある程度の規模の会社になるとシステムに合わないことはしたがりません。しかし、それではみすみす販売機会を逃すようなもの。500円程度の注文しかしないお客に、630円の送料負担を求めているわけですから。価格が安くても大きな商品ならそれでも納得できますが、明らかにメール便や定形外郵便で送れる商品なら、そうした安い方法で送って欲しい。

「宅配便でしか送れない」と言われたため、私はそこの店で買うのはやめ、他のもっと細かい対応をしてくれる店、メール便出荷をしてくれる店で、必要な自転車の部品を購入しました。対応に満足したので、その後もずっとこの店を利用しています。

初回の購入金額が低い場合でも、お店の対応に満足すれば、お客様はずっとあなたの店から購入を続けてくれます。次はもっとたくさん買ってくれることも珍しくありません。私の店では、最初にメール便で出荷できる小さいパッケージの商品を1、2点の商品を試しに購入し、その後、数日たってから数千円単位の注文をくださるお客様が、かなりいます。やはり、最初にメール便で、安い送料で出荷ができるため、商品を注文しやすい、試しやすいということが、大きく影響しているのは間違いありません。

私の店では、商品によっては5000円以上の注文金額でも、メール便で出荷することが可能です。メール便の送料は、160円にしています。やはり、送料が安いためにお客様にとっては気軽に注文できるため、何度も繰り返し注文をくださる方がいます。できる限りメール便や、それが無理な場合は定形外郵便を使って出荷できる体制を作った方が、お店の売上に絶対貢献できます。

メール便や郵便の出荷になるお客様の購入単価は低いことが多いですが、一日に10件~20件くらいそうした注文があるので、全体としては大きな金額になってきます。数百円の注文のほか、中には5000円以上の注文のものをメール便出荷することがあるので、年間を通してみると、私の店では数百万円の売上を、メール便出荷で作っています。

メール便と定形外郵便の違いですが、「メール便は封筒の厚さが2cmまで」という規則になっています。送料は封筒の厚さや大きさで決まり、全国一律80円~240円です。定形外郵便の方は、厚さによる制限はありません。なので、厚みのある商品の出荷には、私のところでは、こちらを使うようにしています。送料は重さで決まりますが、500gまでという一番よく使う重さの料金では、全国一律390円です。宅配便でたとえば東京から沖縄まで送ると、1000円くらいはかかるでしょうから、それを考えるとかなりお得で、お店で送料の一部を負担しているなら、お客様にも店側にもメリットがあります。

しかし、宅急便の出荷になるか、メール便や定形外郵便の出荷になるかを、お買い物カゴのシステムで自動的に計算させようとすると、なかなかたいへんというか、うまくいかないことが多いものです。レンタルのショッピングカートの中には、月500円ほどの料金で使えるところもありますが、使える機能が限られています。お客様の注文内容や注文数によって宅急便の送料を適用するか、メール便や定形外郵便の送料を適用するかを自動的に計算して、決済を行うのが難しいのです。

ロリポップのような安いシステムだと、本当に単純な設定しかすることができせん。せいぜい普通の宅急便と代金引換の設定ができるくらいです。ロリポップは、料金がとても安いので、レンタルサーバーとして使うにはとても良いのですが、やはりちょっとショッピングカートとしては使いにくい。

以前私はロリポップを使っていましたが、単純な送料設定しかできなくて、他の必要な機能も不足しているため、今私が使っているのは、ショップサーブというショッピングカートシステムです。

下の画像をご覧ください。私の店のショップサーブの管理画面です。

ショップサーブの送料設定画面

この画面では、大まかな送料の設定をします。「全国一律 500円」としているのは、宅急便の送料。このほかに、重量別の送料を設定することで、お客様の注文による細かな送料設定が可能になります。

ショップサーブでは、重量別に細かい送料設定ができる

私の店では、全国一律の送料にしていて、宅急便は送料500円、メール便は160円、代金引換は宅急便の料金+315円の決済手数料、NP後払いを決済方法に選んだお客様は、宅急便またはメール便の送料+180円の決済手数料で商品を出荷しています。お客様の注文内容によっては、メール便を2通でお送りすることもしています。送料は320円になりますが、宅急便より安いのでお客様にたいへん喜ばれています。店側にとっても、送料負担が安く済むので、メール便出荷ができるのはありがたいことです。こうした送料や手数料の計算は、すべてショップサーブのシステムを使って、自動的に行っています。

画像にあるように、重量で設定することによって、かなり細かい送料設定が可能になっています。

ショップサーブを導入する以前は、ロリポップの安いカートシステムを使っていたため、自動的に決済を行うことができなくて、すべて送料を500円で自動計算する設定にしていました。お客様から注文を受けた後、店の方でメール便の送料に直すことにしていて、販売サイトにもそうのように表記をしておいたのですが、良く読んでいないお客様が多く、「メール便だから送料は160円ではないのか?」と不信感を与えていました。しかし、ショップサーブを導入後は、自動計算できるようになったため、そんなことを言われることは、全くなくなりました。

自店のシステムが対応していないために、宅配便での出荷しか受け付けていないお店がまだまだたくさん見られますが、小さいものや薄いものは、メール便や定形外郵便で送ると、お客様に喜ばれて、売上が向上します。お店によっては、商品に厚みがあって定形外郵便しか使えないところもあるでしょうが、それでも宅急便よりは安いので、お客様に喜ばれて、注文が伸びると思います。そうした配送方法を用意して、カードなどの決済をスムーズに行えるようにするには、ある程度、高度な機能のカートシステムが必要です。

現在、サイトを持っているお店なら、ショップメーカーが良いでしょう。コストパフォーマンスの高いカートシステムで、サイト内に埋め込んで使います。さらにもっと高機能で、細かい送料設定ができるのが、ショップサーブです。こちらも既存のサイトに埋め込んで使えるほか、サイト作成機能を使って、販売サイトを作ることも可能です。

両方とも無料でお試しができるので、ご自分のショップに合う方を選ばれたら良いと思います。

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